免疫力をアップするために

 「免疫力を高めて病気を防ごう」とよく耳にしますが、果たして自分の免疫力が高い状態にあるのかどうかを分かっている人は少ないかもしれません。しかし、簡単に調べる方法があるのです。それは「体温を測ること」です。

 体温が特に問題ない時に平熱を測ってみましょう。生物としての生命活動を行う酵素が活発に働ける体内環境は、37.1〜37.2℃です。しかし、これは内臓がある深部体温ですので、以下を参考にしてみてください。

体表面で測る腋の下で:36.2 〜 36.4℃


舌下で       :36.5 〜 36.7℃

 そして、体温を上げるための実践法をご紹介致します。

  1. 毎日の軽い運動(深呼吸、全身を動かすストレッチ、ウォーキングなど)ウォーキングの時は利き脚の反対側の足から動き出すようにすることで普段使わない筋肉を使うことになります。そのことで筋肉が発熱し、皮膚に近い抹消血管まで血流が届き、流れが良くなるからです。また、地面を踏みしめるように足裏を使うことで、ふくらはぎ、太もも、腰などの筋肉も動き、さらに血流がよくなります。これは手も同様で、利き手の反対側の手を意識して使うと、左右の温度差が変わります。

  2. 半身浴などのゆっくりした入力(これはストレス解消にもなります)足湯、湯たんぽ、靴下、スパッツなどにより下半身を温めて全身の血流を改善します。

  3. 旬のもの、土地のものを活かし、体を温める食材を使った食事、そしてたくさん食べ過ぎないようにします。食べ過ぎは体を冷やします。(腹7分目〜8分目)