10月のたからだ塾では、水曜日クラス、日曜日クラスとも近くのむじなが池で散歩会を実施しました。両日とも良い天気に恵まれ、暖かく、気持ちの良い散歩会になりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。

当日は、出発前に皆さんの立ち姿勢の写真を撮りました。今までも鏡などで各自確認してきたつもりでしたが、写真で客観的に見ていただいたところ、それぞれに新しい発見がありました。

また、互いの姿勢を見たり、見てもらったりすることで、正い姿勢についてより納得しやすかったと思います。

散歩会の前に平地の歩き方、階段や坂道での歩き方など、姿勢良く歩くコツを講習したことで、散歩中にもそれらの練習ができました。

重心が足裏の前寄りにある前傾姿勢ではなく、土踏まずに重心があるようにまっすぐの姿勢で歩く歩き方を体で納得していただけたようでした。

＊　疲れなかかった。
＊　中心軸で歩くことが体感できた。
＊　踵着地を意識できた。
＊　股関節を柔らかく使うことがわかった。
＊　腰の安定を感じた。
＊　呼吸が楽だった。

などの感想を皆さんからいただきました。

前傾姿勢の問題点は、歩くために必要な腰や太もも、膝などの筋肉の負担やインナーマッスルを機能的に使えないことだけでなく、呼吸に必要な脊柱起立筋や腹横筋といった呼吸筋も働きにくくします。呼吸には胸周りだけでなく、上半身の前側、背後のたくさんの筋肉が関わっています。それらが効率よく働くためにも姿勢は大切な要素なのです。そのことを体で実感していただき、息が乱れることなく、疲れずに気持ちよく歩いていただけて良かったです。

楽しい散歩会になり、本当にありがとうございました。

さて、11月のたからだ塾では、体が発見、納得した姿勢や体の動きを確認したいと思います。また、関節の柔らかさの重要性が分かりましたので、いつもの体操にもモチベーションが上がるのではないでしょうか。

さらに日常的に気をつけたい体の使い方や、日頃、皆さんが疑問に思っていることについても取り上げていきたいと思います。